希乃子の小説、読んで下さいm(__)m

駄文な小説を書いてます。

僕等の街で。

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 僕は、掃除を終えるとバナナを片手に冷蔵庫をチェックし始めた。
 「直人、お行儀悪いよ。」
 僕は、無視して新聞広告をチェックする。
 「あ、卵安い!!」
 主婦のする様に広告に丸を付け、買う物をメモした。
 
 
 午後7時。僕の部屋に集まったのは、この4人。
 まず、アンジュこと天草優実ちゃん。天草プロダクションの社長令嬢で女優。(天草優衣ちゃんの方が、分かるかも。)
 次にソフィーこと、今野鈴花。僕の幼馴染みで、彼女。
 それから、桜井亜由美。僕の義妹で、ここ数年世間を騒がしている怪盗Aの正体。
 最後にチェリーこと、羽野夕君。羽野グループ社長の1人息子で、現在東都医科大医学部の6年。
 天使として、集まると自然と、言葉の中に天使としての名が散らばる。人間界での名を知っていたとしても、だ。
 「ソフィー、今日は仕事、休み?」
 鈴花は、東都医科大付属病院の医師として救命救急センターで、働いている。
 「うん、そう。呼び出されたら、すっ飛んでくしかないけど。」
 救命救急センターが、1番過酷な事はそこでの研修を経験し、尚且つ医師として、働いていた事もある僕には良く分かる。何処の病院も、医師不足なので東都医科大付属病院に限った事では、ないのだが。
 「小狼、助けて!!お台所、すぐ来て!!」
 みつが、叫ぶのは珍しいので、僕は急いで、キッチンに向かった。
 「大丈夫、大丈夫だから落ち着いて。」
 葵が、耳を塞いでしゃがみ込んでいる為吉君を必死に落ち着かせる為に努力をしていた。
 「過換気症候群とか、パニック障害とかみたいな症状出てたけど落ち着いたから、大丈夫。」
 「葵が、正しい対処法を覚えてて良かった。」
 僕は、ホッと胸を撫で下ろす。
 「久々に頭、フル回転させたなぁ。」
 苦笑する葵に僕は、「大仕事、しちゃったね。」と、言った。
 
 
 
〜続く〜