希乃子の小説、読んで下さいm(__)m

駄文な小説を書いてます。

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

僕等の街で。

「あ、これ予算降りないかも…。直人、みみっちいから。」 葵の言葉に僕は、黙ってはいられなかった。 「倹約家って、言って欲しいんだけど。」 「倹約家ねぇ…。ドケチなだけでしょ。」 「野菜も、卵も小麦粉も、何もかもが値上がりしてるから、出来る限りの…

僕等の街で。

為吉君が、帰って来ないまま流石の僕も、心配し始めた頃僕の通信装置が、鼓動した。 「今日、為吉君帰って来ないっぽい。」 「何で?!」 「今、岡山にいるみたいでさ。」 「岡山?!桃太郎で、有名なあの…。」 通信装置に応答した僕と、葵の反応は全く同じ…

僕等の街で。

「御守りって…。」 「持ってるだけで、安心するんだ。御守りも、そういう類いじゃないの?」 僕の問いに爽ちゃんは、答えなかった。 「ごめん、疲れちゃったよね?僕、帰…。」 僕の言葉が、終わらないうちに僕の腕を爽ちゃんが掴んだ。 「大丈夫だから、時間…

僕等の街で。

9月1日。その日は、為吉君の誕生日。 僕と、葵とで密かにプレゼントを用意していたけれどそれは、サプライズの誕生日パーティーをする予定の夕食の時迄為吉君には、内緒。 サプライズ誕生日パーティーの計画にワクワクばかりは、していられなかった。 バス…

僕等の街で。

8月は、3年振りに忙しく日々が過ぎ去って、行った。世界天使会議に出席出来なかった程にだ。(3年前と、比べると3年前の方が、遥かに多忙だったけれど。) 「cafe cloverのチョコレートパフェ1つで、面倒な仕事を引き受けてくれて有り難う。」 「私、定…