希乃子の小説、読んで下さいm(__)m

駄文な小説を書いてます。

2021-01-01から1年間の記事一覧

僕等の街で。

僕が、諭吉を連れて帰宅すると、疲れ切った顔をした南野さんに会った。 「小狼君!!後で、laneしようかなって思ってたんだけど丁度良かったよ。黒の騎士団について、知ってるかなって。」 僕は、知らないし初めて、聞く団体名なので首を傾げた。僕を諭吉か…

僕等の街で。

アフタヌーンティーセットを食べ切れなかった僕は、幸子さんとの交渉の末に持ち帰る事になった。なので、冷蔵庫にそれをしまう必要性から諭吉を僕のアパートの部屋へ誘った。 「良いの?」 「うん。同居人達が、カレーを作ってると思うから聞いてみてからだ…

僕等の街で。

「頑張り過ぎるのって、良くないって分かってるけど、頑張り過ぎちゃうんだよな。」 僕は、イタリアンプリンを食べながら言った。 「急にどうした?!」 桜が丘小学校時代の僕を知っている諭吉に僕は、持病の事を正直に白状した。 「持病の事を話すのって、…

僕等の街で。

朝日平駅前のロータリーで、僕は諭吉と、待ち合わせていた。 「15分前に着いちゃって、早かったかなって思ったのに小狼、いるし。」 「ちょいと前だよ、来たの。ついでにさっき、YOU&Iに電話したんだけど今日は、臨時休業だって。」 僕の言葉に諭吉は、残…

僕等の街で。

「小狼君と、葵君の関係って、羨ましいな。心が、通じ合ってる感じで。兄弟みたいにみえる時も、あるし。」 南野さんが、笑う。 「兄弟…。」 為吉君が、呟く。 「大丈夫!!きっと、何時かはお兄さん達に会えるって!!あ、あの話しよ。紀元二千六百年特別観…

僕等の街で。

2週間振りにアパートに戻ると、僕の部屋の電気が付き、窓が開いていた。 「小狼、お帰りなさい。あのね、葵君が喘息の発作が、出て祝さんに窓を開けて掃除してもらったの。ついでにご飯を作るって、祝さんがお台所にいるわ。」 窓際の本棚の上にいたみつが…

僕等の街で。

事務所の第3レッスン室。これから、SOULのメンバーに突撃されるなんて夢にも、思ってなさそうな6人がダンスの基礎レッスンをしていた。 そこへSOULメンバー+社長が、予告なく勢いに任せて突撃した訳で間違いなく、恐怖を与えてしまったと思う。 「これ、…