希乃子の小説、読んで下さいm(__)m

駄文な小説を書いてます。

僕等の街で。

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長い1日の始まりは、僕のアルバム曲のレコーディングから始まった。僕、スタッフさんの両方が納得しないと、終わらないのでこれが、昼食を挟んで4時間程。
小狼(シャオラン)、お疲れー。」
 「陵介!!ほっぺた触らせて(ハート)」
 僕にとって、SOULメンバー最年少・17歳の小池陵介のほっぺた(他のメンバーでは、ダメだった。)を触るの事が癒やされる事の1つになっていた。
 「何かあった?」
 「え、何もないよ。陵介のほっぺた、何となく触りたいだけ。」
 僕の嘘は、あっさりとその場にいたsoulのメンバー全員にバレてしまった。何もない時には、絶対陵介の頬を触らないからだ。
 「僕、昨日からおかしいんだよね。上手く言えないけど…。熱出してぶっ倒れてたし。」
 僕は、陵介の頬をペタペタ触りながら答えた。
 「無理しない方が良いよ。」
 「うん、大雅有り難う。」
 裏庭大雅は、現役大学生な22歳。大宝芸術大学音楽科で、ピアノを専攻している。
 「何かあったら、すぐ教えて下さいね。僕、小狼君の力になりたくて。」
 サブリーダーで、様々な資格を持っている三浦豪太が、言った。25歳の彼は中国・上海からの帰国子女で、日本語はNKHの海外放送のニュース番組で覚えたらしい。
 だからなのか、誰にでも丁寧語を使うという癖がある。
 「有り難う。」
 「忘れてました!!僕、小狼君の為にマジョラム茶を買って来たんでした。」
 「マジョラム茶?」
 「マジョラムは、別名を花薄荷と言い、鎮静作用や食欲増進等の効果が、あるんです。」
 「薬食同源、だね。」
 「医食同源の間違いじゃ…?」
 陵介の疑問に豪太が、「元々は、薬食同源と中国で言っていた言葉を日本人に紹介した日本人医師が、言葉の意味を勘違いしないように医食同源に変えたそうです。」と、答えた。
 「有り難う、試してみるね。」
 僕は、豪太にそうって微笑んだ。



〜続く〜