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2005年3月15日(水)[2]
「葵君、泣いてる!!泣く様な所あった?!」
「だって、嬉しくて…。」
「パパ、泣くんは生まれてから…。涙、枯れてまうやろ。」
エディーに言われ、僕は涙で、グチャグチャな顔で頷いた。
「どんだけ、親馬鹿なんだかね。ま、何だかんだでプレゼント用意したオレも…。」
青葉君が、ぶっきらぼうに青い包み2つをプレゼントしてくれた。中身は、お揃いの幼児用の食器。
「無理に使って、くれなくてもいいからな。」と、照れ隠しに青葉君が僕に言った。
「有り難う!!」
「ちゃんと、渡したし帰るわ。」
「また、来てよ。今度は、青葉君の話を聞くから。」
僕は、笑顔で手を振った。今度が、あるかなんて分からないけれど、今度があると、信じていたし今も、信じている。
「オレも、帰るわ。葵、また来るわ。」
「うん♪エディー、気を付けてね。」
エディーも、帰ってしまい直人と、未來が残った。僕は、直人に未來を引っ張って来てくれたお礼を言った。
「未來ちゃん、いるなぁって気配と、匂いを感じたから。」
「僕、気が付かなかった。」
「葵は、修行してないし特殊能力なんてないからだよ。」
直人が、笑う。僕も、つられて笑顔になった。
「葵の友人が、すご過ぎて…。何となく、入りにくかったの。」
「皆、cafe cloverで出会ったんだ。」
「cafe cloverって、すごいね。」
「葵が、すごいんだと思う。」
「確かに。」
「そんな事、ないってば。」
沢山の人に出会い、支えられ時に支えて、僕は生きている。そう実感する事が、多かった。
「そんな事、あるよ。葵に出会って、皆に出会ったんだから。」
直人も、僕と同じ事を思っていたと知り、僕は嬉しかった。
〜続く〜