希乃子の小説、読んで下さいm(__)m

駄文な小説を書いてます。

愛と勇気と時々希望を持って

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2005年9月4日(日)
 
 
 
  外は、豪雨。傘をさしても、ずぶ濡れになるであろう天気。
  天気も、嫌だけれど今、している作業も嫌々している。小児病棟のスタッフ紹介の模造紙を新しくするので、イラストを描いたり写真や、コメントを切り貼りしたりという作業をする羽目になってしまったのだった。
  ハサミを片手に僕は、溜め息。
  「葵、幸せ逃げちゃうよ。」
  未來が、言うけれど溜め息を吐(つ)かずにはいられない。朝から、気分が悪く、胸焼けがしているからだ。
  「溜め息も、吐きたくなるよ。入院患者をこき使うとかさ。葉月伯母さん、何考えてんだって言いたい。」
  依頼主は、父の姉。前回は、手伝いだったけれど今回は、忙しいとかで丸投げしてきたのだ。
  「“葵の自由で、良い”って言ってたし良いじゃない。」
  何だかんだ文句を言いつつも、スタッフ紹介の模造紙を様々な方が見る訳で、真面目に作った。
  「葵の描く絵、可愛い!!少女漫画チックで。」
  「本当?有り難う。」
  「うん。葵の絵、ほんわかしてて好き。」
  「嬉しい。」
  僕は、十二分に幸せだ。大好きな、大切な人がいてくれるだけで。
  「お茶にしない?私、ケーキ作って来たんだ♪アイスミルクティーも、持って来たし。」
  未來の持って来たケーキは、手作りの生クリーム系のケーキだった。デコレーションに板チョコが、刺さっていたり棒チョコが、刺さっていたりとユニークな感じだった。
  「これ、食べにくくない?ユニークだけど。」
  「そうかな?お兄ちゃんの誕生日にこれをプレゼントする予定なんだけど…。」
  「そして、しょっぱいし!!砂糖と、塩間違えたでしょ?!」
  「え?!砂糖って、書いてあるケースのを使って…。しょっぱい!!砂糖と、塩を間違えて詰め替えちゃった!?」
  ミルクティーも、しょっぱくて僕は、苦笑いしながら貰い物のハーブティーを煎(い)れた。
  「ごめんなさい!!ケーキ、初めて作ったから…。」
  「お兄さんにプレゼントするなら、どんなケーキを作るか一緒に考えようか。ケーキによっては、裏技とか使って簡単に作れるのも、あるし。」
  そして、僕は簡単に作れるティラミスのレシピを未來に教えてあげた。
 
 
 
〜続く〜