希乃子の小説、読んで下さいm(__)m

駄文な小説を書いてます。

僕等の街で。

岡山の親切な人(岡山県代表の天使だった。)から、送られてきた住所を英太郎に伝えじーちゃんの願いが、叶えられたのは2週間程後だった。これをきっかけにして、陸軍さんの娘さん家族と僕の実家との交流が、始まったらしい。


バスミュの稽古時期と、同じくしてSOULのNEWアルバムが、発売された。稽古期間にバスミュの宣伝活動(雑誌のインタビューや、ラジオ出演等々。)をしながらのMV撮影にリリースイベントで、全国8都市のEARTHモール+TSURUYA渋沢店と、蓬莱堂本店とハイパーシティを巡るという久々にハードな日々(夜勤がない分、いくらかマシな気がしては、いたのだが。)に僕の体が、悲鳴をあげた。
悪寒と、酷い倦怠感。関節や、喉が痛い状態だった。
更に致命的なのは、声がほとんど出ない事と、立ち上がるとフラフラする事だ。(起き上がるだけでも、辛かったのだが。)
「風邪、ひいた…。」
やっと、声を絞り出した僕は起こしに来た葵に言った。
「体温計と、氷枕持って来るから、待ってて!!」
その間に僕は、村上さんとバスミュのスタッフ宛にLaneを送った。


久々の42℃近くの高熱に僕は、抗えずに(葵は、僕の計った体温計の表示に対して故障か、電池切れかを疑っていたけれど。)諦めて、大人しくしている事しか出来なかった。
小狼、祝さんが病院に行くのに来てくれるって。」
「声、嗄(か)れちゃうから喋んないで、教えて。お薬手帳、何処にあるの?応急措置セットの中?」
僕は、葵の問いに頷いた。



〜続く〜