希乃子の小説、読んで下さいm(__)m

駄文な小説を書いてます。

愛と勇気と時々希望を持って

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2005年9月30日(金)[3]
 
 
 
  「びっくりしたぁ。来る訳ないって、思っている芸能人が来るんだもん。しかも、人気俳優と人気女優の2人よ?!」
  鈴花が、言う。
  「僕も、来る訳ないって思ってたから、びっくりした。皆、売れっ子になっちゃってなかなか会えないし…。直人も、最近メールすら返してくれないしさ。それだけ、桜吹雪と新ドラマの役作りに集中しているんだろうけど。」
  僕は、そう言ってこう続けた。
  「直人、桜木直也って名前で、俳優やっているんだ。知ってる人、少ないけど。」
  「直人、学校サボりまくってると思ったらそんな事してたの?!」
  「生活費と、浅原園の子達の為のお金を貯めるためにバイトしたいって中2の時、母さんに頼み込んできてさ。母さんが、困ってたら常連客の天草プロダクションの人が、聞いててスカウトされたって訳。」
  鈴花は、黙りこくってしまった。しばらくの沈黙の後に口を開いた。
  「私、浅原園にいた事を恥ずかしいって思ってたの。でも、直人は違うんだ。」
  「最初は、日本語が分かんなくて、馴染めなくて嫌だったみたいでさ。ウチの店の前に何時間もいたりしてて。」
  僕は、直人との出会いを思い出していた。
 
 
 
〜続く〜